5.18 教えることをやめるという発想
先日、知り合いの方にご紹介いただいた
「子どものやる気を引きだす7つのしつもん」の出版
講演会があったので行ってきました。
今回は、その講演会&本からの気づきについて
ブログで書きます。
このブログは、
(勉強ができるようになりたい生徒・保護者様だけでなく、
より良い人生を送りたい人にむけて書いています)
少しでも読者のみなさまに参考になれば幸いです。
価値が残せるよう頑張ります。
どんな質問をするかが大切
この著者の方はスポーツのコーチをしていて、
指導にいきづまった時にたどり着いた答えが
教えることをやめるということだったそうです。
そして、子どもたちへの質問を変えることで、状況を
改善していきました。
どうしても私もそうですが、人間は欠点ばかりに目がいきがちです。
そして、つい自分のものさしで子どもたちを判断して、自分の
いかせたい方向に働きかけをしてしまいます。
しかし、この本を読むと質問によって子どもたちの思いを引き出し、
うけとめ、自主的に行動できるようにする方法が書かれています。
たとえば、
・今日うまくいったことはどんなことがあった?
・どうすれば次はうまくいくだろうか?
と、こちらから「こうすべき」という指導ではなく、子どもから答えを
考えさせていき、気づかせていく。
子どもを観察し、大人も言葉だけでなく行動で示すこと
子どもたちに効果的な質問をするには、しっかりと子どもを観察することが
大切です。どんな言葉なら子どもたちに伝わるのか、
伝えるではなく、伝わるがポイントです。
親御さんと話をしていてよく出てくるのが、
言っても聞かないんですよという話。
これは、確かにこれまで何度も口酸っぱく伝えているのだと思いますが、
残念ながら伝わっていない状態です。
どうしても言葉で言ったから伝えていると思い、そこで終わってしまいますが、
やはり相手が変わらないなら伝え方を変える必要があります。
もちろん、状況によっては限度がありますので、
やるべきことをやらせる時は毅然とした姿勢は重要です。
いずれにしても子どもを観察し、そしてもっと大切なのは
伝える側がやはり言葉だけでなく、実践している姿を見せること(手本)
「勉強しなさい」と言っているなら、やはり伝える側も勉強している
姿を見せることです。ただ、テレビを見ていたり、怒っているばかりでは
説得力がありません。
しっかりと頑張っている姿を見せること。
その姿勢はやはり子どもたちも見ていますし、伝わり方も変わってくるかと
思います。
それではまた。